プロが教える!牽引性脱毛症の8つの原因と対策の完全ガイド

プロが教える!牽引性脱毛症の8つの原因と対策の完全ガイド

「牽引性脱毛症がどんな症状?」「原因は?対策は?」と詳しい内容が気になっていませんか?

牽引性脱毛症は適切に対処をすることで改善が見込めますが、放置しておくと生え際や分け目の薄毛が悪化する可能性があるため注意が必要です。

このページでは育毛アドバイザーとして過去に1000人以上の育毛のお手伝いをしてきた筆者が、牽引性脱毛症について以下の流れで紹介していきます。

  1. 牽引性脱毛症で悩む人はたくさんいる
  2. 牽引性脱毛症に繋がる8つのポイントと対策
  3. 牽引性脱毛症以外の脱毛症

このページを読んでいただければ、牽引性脱毛症の理解が深まり、あなたの悩みがグッと解決に近づくでしょう。

1. 牽引性脱毛症で悩む人はたくさんいる

牽引性(けんいんせい)脱毛症のイメージ

髪をまとめて結んだり、左右どちらかに髪を分けて分け目を作っている人も多いかと思います。

そんな何気ない行動が度を超えた時に発症するのが、牽引性脱毛症です。

牽引性脱毛症(けんいんせい)とは?

余程長い期間、髪を結んで引っ張られている状態が続いたり、髪が長い人などはいつも同じ分け目にしていることで、髪の重みで毛根に負担がかかり、髪が抜けてしまう症状を指します。

牽引性脱毛症で悩む人の書き込みを紹介します。

口コミ・評判

yuuuui_1004さん

牽引性脱毛症について。私は牽引性脱毛症だと思います。いつも(家にいる時)邪魔なので髪ゴムで適当にお団子を割とキツく結んでるのでそれがいけないんだと思います。どんな結び方をしたら牽引性脱毛症ならないですか?どうしても邪魔なので髪を結んでしまいます…

出典:Yahoo知恵袋

口コミ・評判

sp_re_93185さん

若い女性の脱毛について20歳の女性で、職業上毎日の髪結いで髪が引っ張られて脱毛に悩んでます。育毛に効果が期待できる飲み薬や育毛剤をご紹介ください。よろしくお願い致します。

出典:Yahoo知恵袋

以上のように、髪が引っ張られることで髪が抜けてしまったり、薄毛に悩まされている人は大勢います。

まずは、牽引性脱毛症についてしっかりと原因を理解し、対策をとることで改善できるものですので安心してください。

ただ、間違った理解をしてしまい、いつまでも改善できる人もおられるので、原因を理解し正しい対策をおこなっていきましょう。

そこで次の章で牽引性脱毛症の詳しい原因や対策について紹介していきますので、参考にしながらしっかりと対策をしましょう。

牽引性脱毛症の対策に「育毛剤」はあまり期待できない!

牽引性脱毛症の対策に育毛剤をすすめているメディアもあるようですが、宣伝なので真に受けないでください。

一般的な医薬品に該当しない育毛剤は、薄毛を改善する効果は医学的に証明されているわけではありません。

また、実際に育毛剤のパッケージや説明書などをみると、「髪が生える」「薄毛が改善する」とはどこにも書かれていないはずです。

2. 牽引性脱毛症に繋がる8つのポイントと対策

牽引性脱毛症は髪が引っ張られたり、髪の重みによって髪の毛根に負担がかかることで髪が抜けて、薄くなってしまう症状です。

この章では、髪に負担がかかるがかかるヘアスタイルや行動を紹介していきますので、参考にしながら心当たりがある場合は、日々の行動を見直していきましょう。

  1. ポニーテール
  2. エクステ
  3. 編み込み
  4. カチューシャヘッドアクセ
  5. お団子
  6. ヘアアイロン
  7. 分け目がいつも同じ
  8. ブラッシングで引っ張る

① ポニーテール

ポニーテールのイメージ

ポニーテールは綺麗にセットしようとすると髪を引っ張りあげるため、常に髪の毛が引っ張られている状態となり負担がかかりやすい髪型です。

対策として緩く結ぶポニーテールにするか、結ぶ位置を少しずつ変えると良いでしょう。

また、結ばない日を作って毛根を休ませるのも大事です。

② エクステ

エクステのイメージ

出典:https://minimodel.jp/…

エクステは髪を長く見せたりボリュームを出せるなど、おしゃれを楽しむにはとてもいいものですが、エクステは長い髪を地毛につけるため、重くなり重力によって分け目が引っ張られることで毛根に負担がかかっている可能性があります。

対策としてはエクステをつけるのをやめるか、色を入れるだけの短いものを使うなどして、髪が重くなったり引っ張られないように対策をしましょう。

③ 編み込み

編み込みのイメージ

編み込みは綺麗にセットするために、とても強く髪をまとめる必要があるため、負担がかかりやすい状態です。

対策としては、編み込みの中でも負担が比較的少ない三つ編みにしたり、頻度を減らすことで対策をとりましょう。

三つ編みの場所を少しずつずらしていくことも効果的です。

④ カチューシャ・ヘッドアクセ

カチューシャやヘッドアクセも使い方によっては髪に負担がかかってしまいます。いつも同じ場所にセットしたり、外れないようにしっかりとつけたりしていませんか?

対策としては、場所を変えることでいつも同じ髪に負担をかけなくてすみます。

また、カチューシャやヘッドアクセも使う頻度を減らすなどして対策をしましょう。

⑤ お団子

お団子のイメージ

出典:https://www.cosme.net/biche/articles/izfNntra

お団子ヘアは髪を強く引っ張りあげるため、髪に負担がかかりやすい髪型です。

簡単にできておしゃれに見えますが、毎日は毛根によくありません。

対策としては、お団子にする頻度を落とすかお団子ヘアにしないことしかありません。毎日お団子というのは避けましょう。

⑥ ヘアアイロン

ヘアアイロンのイメージ

ヘアアイロンは、髪をストレートにしたり、巻き髪にしたりおしゃれには欠かせないアイテムですよね。

ヘアアイロンは、挟んで髪を引っ張りセットをするので、髪だけでなく毛根にも負担がかかります。

なるべく引っ張らないようにセットをするために、ヘアアイロンを持つ手で毛根に負担がかからないようにフォローをするなどいつも以上に気を使いましょう。

⑦ 分け目がいつも同じ

髪をボリュームアップさせる髪型「分け目をつけない」

出典:https://www.youtube.com/watch?v=MUH2L45oQZQ

牽引性脱毛症は髪の重みによっても引き起こされるため、分け目がいつも同じだと毛根に負担がかかってしまいます。

対策としては、分け目を毎日変えたり、分け目を作らないようにセットをするとよいでしょう。

髪を短く切ってしまうことで、髪の重みも減るので毛根への負担を軽減することも可能です。

⑧ ブラッシングで引っ張る

ブラッシングで引っ張るイメージ

入浴後にドライヤーで乾かしながらブラシで強く引っ張っていませんか?

髪が絡まったりして、強くひっぱってしまうことも少なくないでしょう。

なるべく優しくブラッシングし、絡んだ髪を解くにしても、手で髪を掴み毛根に負担がかからないようにフォローをしましょう。

3. 牽引性脱毛症以外の脱毛症

日頃、髪を結んだり髪を分けたりと、牽引性脱毛症の原因になる行動をしていると言っても、余程のことがないと髪が抜けて薄くなるほどにはなりません。

実は、牽引性脱毛症以外にも脱毛症がありますので、他に原因がある可能性もあります。

この章で、牽引性脱毛症以外の脱毛症について紹介していきますので、心当たりがないか確認していきましょう。

  1. 女性男性型脱毛症(FAGA)
  2. 産後脱毛症(分娩後脱毛症)

① 女性男性型脱毛症(FAGA)

女性男性型脱毛症(FAGA)のイメージ

出典:ヘアメディカル

女性男性型脱毛症(FAGA)は、”びまん性脱毛症”と呼ばれることがあります。

FAGAは、主に加齢やホルモンバランスの乱れ、生活習慣などが原因でおこる、頭の髪が全体的に髪が抜けて薄くなったり、髪が細くなる症状です。

女性男性型脱毛症(FAGA)についてはこちら「FAGAの完全マニュアル|プロが教える原因から対策まで」の記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

② 産後脱毛症(分娩後脱毛症)

妊婦のイメージ

出産や妊娠時に髪が抜ける症状を産後脱毛症(分娩後脱毛症)といいます。女性ホルモンのバランスが一気に変化するため、急に抜け毛が多くなったり、髪が細くなるなどして、髪が薄くなります。

出産をした女性の7割が薄毛に悩んでいることなので、出産後の通り門と言えるでしょう

出産が原因の場合は対策はありません。ほとんどの方はおよそ6ヶ月ほどで、徐々に回復していくので自然なことと捉えましょう。どうしても気になる場合は、産婦人科の先生に相談してみてください。

産後の抜け毛にいい育毛剤」なども販売されていますが、産後の抜け毛は自然に回復するもので、育毛剤を使ってもあまり変わりません。広告に騙されないようにしましょう。詳しく知りたい人は、こちら「産後の抜け毛はいつ始まっていつ終わる?原因から対処法まで完全ガイド」の記事を参考にしてみてください。

参考: 一度専門家に相談してみては?

髪についての悩みは、友達に相談することも中々できないでしょうし、本当に何が原因で薄毛になっているのか判断ができないかもしれませんね。

気になる人は専門家に相談して、今の髪の状況とどのように対策をしていけば良いかがわかれば、悩みが少し軽くなるかもしれません。

薄毛については薄毛専門のクリニックがありますので、近くの薄毛専門のクリニックに行って相談してみると良いでしょう。

最近では、下記のようなテレビ電話を使った無料の診断サービスもありますので自宅にいながら診察をしてもらうことも可能です。

スマホでできるハゲの専門家の無料診断サービス

DMMオンラインクリニック』がスマホを使って家にいながら完全無料で診断を受けられるサービスを行っており、家にいながら簡単に専門家に無料相談ができます。

テレビ電話で頭髪の状態を確かめながら、今後すべき予防・対策を専門家の視点で無料で教えてくれます。

もちろん話を聞くだけでも大丈夫ですし、必要な場合は薬を安く購入することもできます。

おすすめの薄毛専門クリニック

先ほどご紹介したサービスは家にいながら手軽におこなえるサービスですが、実際に直接聞いてみたいという人は『AGAスキンクリニック レディース院』がおすすめです。

提携院を含めると全国に50拠点以上あり、無料カウンセリングという形で無料で相談ができます。

気になる人は近くのクリニックに行ってみましょう。

5. さいごに

牽引性脱毛症の原因や対策について紹介してきましたがいかがでしたか?

牽引性脱毛症を引き起こすことは主に下記の8つです。

  • ポニーテール
  • エクステ
  • 編み込み
  • カチューシャヘッドアクセ
  • お団子
  • ヘアアイロン
  • 分け目がいつも同じ
  • ブラッシングで引っ張る

放置しておくと、どんどん症状は悪化してしまいますので、まずは上記の8つの原因に対策を打ちましょう。

気になる人は一度、『DMMオンラインクリニック』『AGAスキンクリニック レディース院』のようなクリニックに行って相談をしてみることをおすすめします。

あなたの悩みが少しでも軽くなることを心から祈っています。