プロ直伝!プロペシアとミノキシジルを世界一上手に活用するポイント集

プロ直伝!プロペシアとミノキシジルを世界一上手に活用するポイント集

「プロペシアとミノキシジルって併用で効果が高くなるの?」と少しでも効果が高い方法を知りたくありませんか?

プロペシアやミノキシジルは国内で科学的に薄毛治療に有効であることが認められていますが、効果が高い分注意して取り扱う必要があります。

このページでは、過去に育毛アドバイザーとして1000人を超える方々の育毛をお手伝いをしてきた経験を持つ筆者が、プロペシアとミノキシジルについて以下の項目に沿って詳しく紹介します。

  1. プロペシアとミノキシジルの最強コンビ
  2. プロペシアとミノキシジルの効果と副作用
  3. 薄毛を改善するためにおすすめの4つのステップ
  4. AGA治療薬を安く購入できるおすすめのクリニック
  5. プロペシアやミノキシジルを使用する際の注意点
  6. 個人輸入代行サイトは絶対にダメ!

このページを読んでいただければ、プロペシアやミノキシジルをより安全かつ効果的に治療に活用することができます。

※このページの口コミは全て個人の感想で、効果や副作用などを保障するものではありません。

1. プロペシアとミノキシジルの最強コンビ

数少ないAGA治療薬である「プロペシア」と「ミノキシジル」ですが、少しでもはやく、より効果的に薄毛を改善していきたいですよね。

そこでまずはじめにプロペシアとミノキシジルについて下記の流れで紹介していきます。

  • プロペシアとミノキシジルはどっちから使うべき?
  • プロペシアとミノキシジルのコンビは効果抜群!

1-1. プロペシアとミノキシジルはどっちから使うべき?

結論から言うとまずはじめに使うべきなのはプロペシアです。

AGAを発症している人は、どんどん髪が抜けていく可能性があるため、まず抜け毛を食い止めることが重要です。

プロペシアの有効成分フィナステリドには抜け毛を防ぐ効果がありますが、ミノキシジルは髪を成長させる効果がメインです。

基本的には、プロペシアとミノキシジルを併用することが望ましいですが、先に使うべきなのはプロペシアだと考えています。

プロペシアの実験データ

プロペシアを1年間使って、AGAが現状維持または改善した人の割合が98%というデータがあります。

さらに3年間継続して使うと、78%の人が改善しているということで、非常に高い効果が期待できることがわかります。

プロペシアの臨床データ

出典:https://www.hama1-cl.jp/propecia/clinical_efficacy03.html

以上のように高い効果で、現状を維持することができるため、まずはプロペシア(フィナステリド)で髪を守りましょう。

1-2. プロペシアとミノキシジルのコンビは効果抜群!

プロペシアとミノキシジルを併用して使うことで、高い効果が見込めます。

まず、プロペシアの効果で抜け毛を防ぎ、ミノキシジルを使うことで血管を広げ血流をよくし、プロペシアの成分を効率よく髪に届けることができます。

そして、ミノキシジルの効果で発毛も促進し、髪に豊富に栄養が行き渡るようにすることで、髪をより太く成長させるため、より高い薄毛の改善効果が期待できるのです。

2. プロペシアとミノキシジルの効果と副作用

薄毛治療に高い効果が期待出来るプロペシアとミノキシジルですが、効果が得られる代わりに副作用のリスクもあります。

この章ではプロペシアとミノキシジルの効果と副作用について紹介していきます。

2-1. プロペシアの効果と副作用

抜け毛を防ぎ、薄毛の進行を食い止める効果があるプロペシアですが、効果も高く副作用も重篤なものにはなりにくいことから、多くのクリニックではプロペシア、あるいはジェネリック薬であるフィナステリドから使っていくことが多いです。

より具体的にプロペシアの効果と副作用について解説していきます。

プロペシアの効果

プロペシアには抜け毛を防ぎ、薄毛を改善する効果があるのですが、どのようなメカニズムで作用しているのかについて紹介していきます。

薄毛は下記のように、5α-リダクターゼという酵素が、男性ホルモン(テストステロン)と結びつき、ジヒドロテストステロン(DHT)を生成することによって起こります。

脱毛が引き起こされるまで

下記はプロペシアの有効成分フィナステリドの作用機序です。

フィナステリドの作用機序

上記の図のようにフィナステリドは、DHTを生み出す5α-リダクターゼの働きを阻害します。

それによって、DHTの生成が抑制されるため、薄毛を引き起こすDHTとアンドロゲン受容体とが結びつく機会が少なくなり抜け毛を防ぐことができます。

プロペシアの副作用

プロペシアの副作用の発症数は長期の臨床試験において、276例中11例(4.0%)14件の副作用が認められました。

プロペシアの使用で起こり得る副作用は主に下記の通りです。

  1.  リビドー減退(3例1.1%)
  2.  勃起機能不全(2例0.7%)
  3. その他の副作用(頻度不明)

プロペシア(フィナステリド)の副作用

※この章での内容は(MSD社のプロペシア臨床効果)を引用しています。

乳房障害・精神障害・肝機能障害などは滅多に起こらない

ネットのサイトでは、「女性の様な乳房ができる乳房障害や、精神障害、肝機能障害などがおこる」などと記載してある場合がありますが、症例数としては何千人、何万人に1人などという確率です。

副作用として紹介されていると怖くなる気持ちはわかりますが、症例はごくわずかであるため気にしすぎなくてもよいですので、もしどうしても心配な場合は医師に質問してみましょう。

プラシーボ効果というのをご存知でしょうか?本来、薬理的な効果が一切ないものを、効果があるものとして患者に服用させた場合、実際の薬剤を投与した時と同じ結果が得られる人が一定数いるというものです。その効果は30%にものぼるとも言われています。

あくまでも筆者個人の見解ですが、特に性欲や勃起力などは心因性による部分も大きいため、プラシーボ効果によってこれらの副作用が現れている可能性も十分にあります。

2-2. ミノキシジルの効果と副作用

ミノキシジルを配合した外用薬は「リアップ」が主流です。

詳しく効果と副作用について紹介していきます。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルの作用イメージ

ミノキシジルは上記の図のように、血管を拡張することで、髪に必要な栄養が豊富になります。

また、細胞が活性化し発毛に繋がるとされています。具体的に得られる効果としては下記のような効果が得られるでしょう。

ミノキシジルの副作用

発毛に高い効果が期待できるミノキシジルですが、以下のような副作用のリスクがあることも覚えておく必要があります。

大正製薬で販売されている”リアップX”について、販売している薬局・販売店からモニター店を選定し、使用者を対象に使用実態下 における安全性及び有効性について調査した結果、全3,072例中、副作用発現率は271例(8.82%)378件でした。

どんな副作用が何件起こっているのかについて下記の表にまとめました。

件数/症例数発症率
適用部位そう痒感(かゆみ)123件4%
適用部位発疹43件1.4%
頭部粃糠疹(フケ)33件1%
接触性皮膚炎32件1%
適用部位紅斑31件1%
適用部位刺激感13件1%未満
頭痛10件1%未満
浮動性めまい6件1%未満
動悸6件1%未満
適用部位乾燥6件1%未満
血圧上昇6件1%未満
その他

<その他の副作用>
適用部位熱感4件,適用部位腫脹4件,適用部位疼痛4件,末梢性浮腫3件,適用部位分泌物3件,心拍数増加3件,眼痛2件,耳鳴2件,発疹2件,裂毛2件,蕁麻疹2件,皮膚のつっぱり感2件,適用部位炎症2件,適用部位発汗2件,適用部位変色2件,適用部位びらん2件,適用部位痂皮2件,不眠症1件,体位性めまい1件,感覚鈍麻1件,睡眠の質低下1件,眼瞼炎1件,眼充血1件,霧視1件,心不全1件,ほてり1件,腹痛1件,上腹部痛1件,紅斑1件,毛髪変色1件,毛髪障害1件,多毛症1件,そう痒症1件,脂漏性皮膚炎1件,夜間頻尿1件,適用部位浮腫1件,胸痛1件,浮腫1件,適用部位異常感覚1件,適用部位皮膚剥脱1件,アラニンアミノトランスフェラーゼ増加1件,眼圧上昇1件,血中アルカリホスファターゼ増加1件

出典:大正製薬資料

調査では、体調に影響するほどの副作用が現れることはとても少なく、多くは、かゆみや発疹などの頭皮トラブルです。

3. 薄毛改善におすすめの4つのステップ

このページではプロペシアとミノキシジルについて紹介してきましたが、どのような順番で対策を使っていけば良いのかについて紹介していきます。

基本的には下記の①〜③を順番に確認し、全て試した人は医師に相談した上でミノキシジルタブレットを使用するか、高度な治療を行なっている④の最先端の治療を検討したり、ミノキシジルの飲み薬を検討しましょう。

下記にAGAの治療法についてまとめましたので参考にしてみてください。

方法概要
プロペシア(フィナステリド)を使うまず最初はプロペシアを使いましょう。

ハゲの予防をしたい人や、すでに薄くなっている人が最初に試すべき薬です。

AGA治療薬ザガーロ (デュタステリド)を使うザガーロはプロペシアよりも抜け毛を防ぐ効果が高いです。

プロペシアで効果がいまいちだった場合や、すでにAGAの進行が進んできている人はザガーロを使いましょう。

ミノキシジル配合の塗り薬を使うプロペシアもしくはザガーロと併用してミノキシジル外用薬を使いましょう。

あるいは、どうしてもプロペシアやザガーロの性欲減退などの副作用が気になる人はミノキシジル外用薬を使いましょう。

④ クリニックでできる最先端の高度な治療をする

ミノキシジルの飲み薬は副作用のリスクが高いためおすすめしていませんが、これまでの治療で改善しなかった人は、ミノキシジルの飲み薬も検討しても良いでしょう。

あるいは、費用がかかりますが、クリニックでできる最先端のAGA治療をすることを検討しましょう。

表の中から、治療法の詳細を解説してあるページに飛ぶことができます。

4. AGA治療薬を安く購入できるおすすめのクリニック

プロペシアやミノキシジルを購入することができるAGAクリニックを紹介していきます。

AGA治療は自由診察であるため、保険の適応になりませんし、クリニックによって薬の処方料金は違いがあります。

下記のポイントを抑えたクリニックを選びましょう。

  • 拠点が全国各地にある
  • プロペシアやミノキシジルの処方価格が安い
  • 治療の選択肢が多い
  • 治療実績が多い

それぞれ比較をしました。

おすすめ順位クリニック名拠点数ミノキシジル価格プロペシア価格治療の豊富さ
1位AGAスキンクリニック60以上外用薬¥6,800¥4,600~
2位湘南美容クリニック80以上オリジナル外用薬¥8,318〜¥5,500~
3位DMMオンラインクリニック遠隔治療内服薬¥2,838~
外用薬¥9,218~|
ジェネリック
5,478~
4位駅前AGAクリニック4オリジナル治療薬¥5,500〜¥7,700
5位ゴリラクリニック19ミノキシジル錠¥3,300〜ジェネリック薬
¥2,980~
6位アゲインメディカルクリニック1
7位ガーデンクリニック6発毛治療外用薬¥20,900¥7,150~
8位Dクリニック4外用薬¥16,500~¥7,700
9位イースト駅前クリニック22オリジナル外用薬¥5,500〜¥9,000(地域による)
10位TOMクリニック2

比較の結果、おすすめのクリニックは下記の3つでした。

それぞれを紹介します。

 AGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックの公式ページ

AGAスキンクリニックは非常に豊富な治療を受けられる、最大規模の薄毛専門クリニックです。

提携院含め全国に60院以上ある業界の中でも最大規模の薄毛専門クリニックです。

高濃度のミノキシジルを配合したオリジナル治療薬はおすすめですが、市販のリアップとそんなに値段が変わらないです。

ただし、プロペシアが安いので、プロペシアだけ処方してもらい、医師に相談しながら市販のミノキシジル外用薬を使うのがコスパがいいです。

<主な治療法と価格>

  • 初診料・・・・・・・・5,500円今ならキャンペーンで無料
  • AGA治療薬内服薬(プロペシア)・・・¥4,600〜
  • オリジナル治療薬Rebirth・・・・・・¥15,400〜
  • AGAメソセラピー・・・・・・・・¥55,000〜

<拠点>

【関東】東京 (秋葉原・池袋・上野・品川・渋谷・新宿・町田・立川)、神奈川(横浜・川崎・藤沢)、埼玉(大宮・川口)、千葉(千葉・柏・船橋)、栃木(宇都宮)、群馬(高崎)
【北海道・東北】北海道(札幌)、青森、宮城(仙台)、秋田
【中部・北陸】富山、愛知(名駅錦通・名古屋栄・名古屋・金山)、静岡(静岡・浜松)、三重(四日市)、岐阜
【近畿】京都(河原町・駅前)、大阪(梅田2・京橋・難波・天王寺・堺東)、兵庫(神戸・姫路)、奈良(西王寺)、滋賀(草津)
【中国・四国】岡山、広島、香川(高松)、愛媛(松山)(広島・福山)
【四国】愛媛(松山)、高知
【九州・沖縄】福岡(福岡・小倉・博多)、熊本、鹿児島、沖縄(那覇)
【女性専用クリニック】東京 (新宿・銀座・恵比寿)、愛知(名古屋)、大阪(梅田)、京都(京都)

AGAスキンクリニック公式ページ

https://www.agaskin.net/

似たような名前のクリニックがたくさんあるので、間違えないようにしましょう。

湘南美容クリニック

湘南美容クリニックの公式ページ

湘南美容クリニック』は高品質でリーズナブルなクリニックを掲げており、多くの人が使うAGA治療薬を安値で処方しています。

ミノキシジルを含むオリジナル外用薬を1ヶ月分8千円台から処方してくれ、またプロペシアと同じ有効成分のオリジナル治療薬は1月1,800円〜と非常に低価格です。

評判もよく、セールスやサービスが不満だったという声もほとんど見当たりませんでした。

唯一の欠点が、オリジナル外用薬を扱っている拠点と扱っていない拠点があることですが、近所で取り扱いがある場合はミノキシジル治療で最もおすすめできるクリニックです。

<主な治療法と価格>

  • 初診料・再診料・・・・・・・・・・・・・・無料
  • AGA治療薬内服薬(プロペシア)・・・・・・・¥5,500~
  • フィナステリド配合オリジナル治療薬・・・・¥1,800~
  • ミノキシジル配合外用薬(HRアクア スプレー)・・・・・・¥8,318〜

<拠点>

拠点によって、HRアクア スプレーを処方してくれるところ、してくれないところがあります。取り扱い院は下記の通りです。

【関東】東京(AGA新宿本院・AGA西新宿院・新宿本院、新宿南口院、銀座院、渋谷院、表参道院、六本木院、池袋東口院、池袋西口院、赤坂見附院、高田馬場院、品川院、秋葉原院、上野院、豊洲院、東京蒲田院、自由が丘院、二子玉川院、赤羽院、立川院、町田院、八王子院、湘南メディカル記念病院(両国))、千葉(千葉センシティ院、船橋院、柏院、松戸院)、神奈川(横浜東口院、川崎院、武蔵小杉院、橋本院、湘南藤沢院)、埼玉(大宮東口院、川口院、所沢院、川越院)、茨城(水戸院)、栃木(宇都宮院)、群馬(高崎院)
【東北】宮城(AGA仙台院)
【中部・北陸】静岡(浜松院)、名古屋(AGA名古屋院、名古屋栄院、金山院)、長野(長野院)、石川(金沢院)、岐阜(岐阜院)
【関西】大阪(AGA大阪院、大阪梅田院、大阪なんば院、大阪あべの院、大阪堺東院)、京都(京都河原町院)、兵庫(神戸院、姫路院)
【山陰・山陽】岡山(岡山院)
【四国】愛媛(松山院)
【九州・沖縄】福岡(AGA福岡院・博多院、小倉院)、熊本(熊本院)、宮崎(宮崎院)鹿児島(鹿児島院)、沖縄(那覇院)

湘南美容クリニック公式ページ

https://www.rs-clinic.com/

似たような名前のクリニックがたくさんあるので、間違えないようにしましょう。

DMMオンラインクリニック(家にいながら治療が受けられる)

DMMオンラインクリニック』は、オンライン英会話やFXなどを手がけるDMMがクリニックと提携して運営する、全国どこに住んでいてもスマホで無料の医師の診察を受けられるサービスです。

医師にテレビ電話で無料診察してもらい、あなたの症状に応じた薬を送ってくれる画期的な仕組みで、多くの人が使うようになってきています。

無料診察の後、治療にかかる費用を聞いて治療を断ることも可能ですし、もちろん薬を処方してもらわない限りお金は一切かかりません。 家から一歩も出ずに医師の診察を無料で受けられるので、「近くにクリニックがない」「いきなり病院はちょっと..」という方におすすめです。

また、近年増加しているオンライン化のクリニックは、治療の途中でクリニックに来るように言われ、高額な治療を勧められることもありますが、このクリニックはオンライン完結なので、そういった心配もありません。

主な治療内容及び費用:

  • 診察料・・・・・・・・・・・・・無料
  • 内服薬(フィナステリド)・・・5,478円/月~
  • 内服薬(ミノキシジル)・・・・・2,838円/月~.
  • 内服薬(デュタステリド)・・・・5,478円/月~

場所:

オンライン専用。全国どこにいてもスマホで治療を受けられます

DMMオンラインクリニック公式ページ:https://clinic.dmm.com/ 利用方法は非常に簡単で、上記ホームページから予約をすると、予約時間にクリニックと通話可能になり、そこで治療を受けられます。

5. プロペシアやミノキシジルを使用する際の注意点

さらに、副作用ではありませんが、プロペシアやミノキシジルを使う際に注意しなければならない点がありますのでご紹介します。

5-1. プロペシア(フィナステリド)を使用する際の注意点

プロペシア(フィナステリド)の注意点は5つです。

  1. 耐性が発生する可能性があること
  2. ポストフィナステリド症候群のリスク
  3. 飲み合わせに注意
  4. 献血できないこと
  5. 女性と子供

① 耐性が発生する可能性があること

耐性とは薬を使っている間に薬品の効果が少しずつ薄れていくことです。

フィナステリドは長期間の服用によって耐性が生まれる可能性があります。

含有量が少なければ、耐性が発生する可能性も少なくなるとされており、0.5mg程度では早期に耐性が発生することは考えにくいとも言われています。

クリニックの医師のアドバイスを受け、適切に使いましょう。

② ポストフィナステリド症候群のリスク

フィナステリドの服用を止めたのにもかかわらず、精神障害や性欲減退などの症状が継続したり、服用を止めて症状が治まったあとに、再発してしまう等の症状のことをポストフィナステリド症候群と呼びます。

フィナステリドそのものの歴史もまだ10数年と浅いため、長期間試験をしたデータや、ポストフィナステリド症候群についてのデータがほとんどありませんが、例がありますので可能性として知っておきましょう。

③ 飲み合わせに注意

プロペシアに併用が禁止されている薬はありません。しかし、飲み合わせに注意が必要な薬は存在します。

プロペシアの血中濃度に大きな影響を与える可能性があるものには注意が必要です。

下記に飲み合わせに注意が必要な薬をまとめておきますが、自分で判断せず、使用している薬がある場合は医師に相談しましょう。

<飲み合わせに注意が必要な薬>

プロテアーゼ阻害剤(リトナビル、インジナビル、サキナビル、ネルフィナビル)・クロラムフェニコール(抗生物質)・一部のマクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン、テリスロマイシン)・一部のアゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール、フルコナゾール、ケトコナゾール)・アプレピタント(制吐剤)・ベルガモチン(グレープフルーツジュースの成分のひとつ)・一部のカルシウム拮抗剤(ベラパミル、ジルチアゼム)・ヴァレリアン・フルオキセチン・シメチジン(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)・ブプレノルフィン(鎮痛剤)・ネファゾドン(抗うつ薬)

④ 献血できないこと

プロペシアを使用してから、6ヶ月の期間は献血をすることができません。

献血をする習慣がある人は、しっかりと頭に入れておきましょう。

⑤ 女性と子供

女性や子供はプロペシアの服用はいけませんし、触れさせないように注意が必要です。

妊娠中の女性や妊娠の可能性がある女性は、プロペシア(フィナステリド)の影響を受けてしまうと、胎児のジヒドロテストステロンの生成が阻害され、胎児の時期に作られる性器が奇形の状態で生まれてきたり、5α-リダクターゼを作れない子供が生まれる可能性があります。

飲むことはもちろん、皮膚からも吸収されてしまうため、触れることすら絶対にいけません。プロペシアを使う男性は女性が触れることがないように十分に注意を払いましょう。

5-2. ミノキシジルを使用する際の注意点

もし、ミノキシジルタブレットを使用する際は医師であっても取り扱いの難しい薬のため、以下のポイントを必ず守るようにしてください。

  1. 飲み合わせに注意する 
  2. 飲み薬のミノキシジルに注意する

① 飲み合わせに注意する

ミノキシジルタブレットには飲み合わせの悪い成分があります。

それが、アルコールや「イブプロフェン」と呼ばれる痛み止めの成分です。

ミノキシジルタブレットの服用期間中に風邪をひいてしまって場合、内科で相談するか、「感冒治療薬(風邪薬)」「疼痛治療薬(痛み止め)」の2種類に多く含まれる「イブプロフェン」と併用しないように注意しましょう。

② 飲み薬のミノキシジルに注意する

ミノキシジルの塗り薬は、頭皮トラブルなどの副作用がメインですが、ミノキシジルの飲み薬は、副作用のリスクが高いため注意が必要です。

ミノキシジルはもともと血圧を下げるために使われていた薬であり、正常な人が飲むと、体調にも影響が出る可能性があります。

6. 個人輸入代行サイトは絶対にダメ!

医薬品は基本的に医師の処方が必要ですが、実は、個人輸入代行サイトという、法律をかいくぐりながら薬の輸入を斡旋しているサイトがあり、そちらから、海外製の医薬品を入手することができます。

しかし、この個人輸入代行サイトでの購入は絶対におすすめしません。おすすめしない理由や危険性について詳しく解説していきます。

6-1. 個人輸入は絶対におすすめしない3つの理由

個人輸入は安く購入できるというメリットはありますが、あらかじめリスクを知っているのと知らないのでは大きく違います。

下記の3つのリスクがあることをしっかりと覚えておきましょう。

  1. 偽物や粗悪品のリスク
  2. 副作用が起こった時の公的な救済が受けられない
  3. 医師に相談できないことによるリスク

① 偽物や粗悪品のリスク

海外製の薬は、流通の過程で偽物や粗悪品が混じる可能性があります。

もし偽物や粗悪品だった場合、効果が得られずその間、症状が進行してしまうだけではなく、思いもしない副作用のリスクが現れる可能性さえあります。

違法なサイトは一斉に検挙されたこともあり、現在も残っているサイトは偽物を掴むリスクは滅多にないと思われますが、個人輸入代行サイトは全て海外にある会社ですので、リスクがあることは頭に入れておきましょう。

② 副作用が起こった時の公的な救済が受けられない

日本では、副作用により入院や治療が必要になるような事態が起こった場合には、公的機関から補助や救済措置を受けられる制度があります。

しかし、医薬品を正規販売者以外から購入・使用し副作用が起きた際には、公的機関からの救済措置を受けられません。

③ 医師に相談できないことによるリスク

ミノキシジルをはじめとして薬には副作用があるため、使用してはいけない人や併用してはいけない薬などもあり、間違って使うことで大きなトラブルに繋がる可能性があります。

また、正しく治療できないことで、薄毛が改善せず、症状が進行してしまうリスクがあります。

以上のように、個人輸入代行サイトはリスクがあるため、なるべく薄毛専門のクリニックで薬を処方してもらうことをおすすめします。

6-2. 個人輸入代行サイトは現在検挙中!

違法に運営されている個人輸入代行サイトは5年ほど前から、一気に検挙が進んでおり、2500件のサイトが閉鎖されたというニュースがありました。

下記は日本経済新聞から実際に出されたニュースです。

日本経済新聞から2017年3月に出されたニュース

出典:日本経済新聞

法律に違反している個人輸入代行サイトの多くは閉鎖されたものの、違反にならない程度の手法を用いて、運営を続けているサイトも存在します。

法には触れないものの、偽物が混ざるリスクがありますので注意しましょう。

7. さいごに

ここまでプロペシアやミノキシジルの効果や注意すべきポイントなどについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

プロペシアやミノキシジルは薄毛治療に高い効果が期待できる分、注意して取り扱いっていくことが大切です。

これらのポイントを踏まえたおすすめのクリニックは下記の3つです。

ぜひ本ページを参考にご自身の理解を深めていただければと思っています。

あなたの悩みが少しでも解決することを心から祈っています。