フケは皮膚科で治るの?症状別にわかる治療法と自宅でできる対策

フケは皮膚科で治るの?症状別にわかる治療法と自宅でできる対策

「フケは皮膚科で治る?」「どんな治療を受けられるの?」など、フケに悩んでいて、皮膚科の受診を検討していませんか?

フケは軽い症状のものなら、自宅で簡単な対策をすれば治る場合もありますが、なかなか治らないフケの症状もあるため、なるべくはやく皮膚科を受診することをおすすめします。

このページでは頭皮ケアアドバイザーとして500人を超える髪に悩む方にアドバイスを送ってきた筆者が、あなたの頭皮のお悩みを解決するために必要なことを下記の流れで紹介していきます。

  1. フケの症状で皮膚科に行くべきか?
  2. 皮膚科でおこなう乾性フケ治療
  3. 皮膚科でおこなう脂性フケ治療
  4. 皮膚科でおこなう「脂漏性皮膚炎」治療
  5. 皮膚科でおこなう「白癬(しらくも)」治療
  6. 皮膚科でおこなう「乾癬」治療
  7. 皮膚科では「しらみ」の治療はできない
  8. 日常生活の中で簡単にできるフケ対策

本ページを読んで頂くことで、どんな場合に皮膚科に行った方がいいのかわかり、皮膚科でできる治療についての知識が身につき、不安が軽くなるでしょう。

1. フケの症状で皮膚科に行くべきか?

フケが出て、中々治らないと皮膚科に行った方がいいのかな?と心配になりますよね。

フケは、自宅で対策をするだけでも改善する場合はありますが、中には病気が原因のフケである可能性もあるので、通いやすい近くの皮膚科に行くとよいでしょう。

  • 皮膚科でできること
  • フケで皮膚科に行くべき4つのパターン
  • 治療にかかる期間の目安
  • 皮膚科で診断される4つの症状
  • そもそもフケとは?

1-1. 皮膚科でできること

皮膚科にいけば、スコープなどを使って、何が原因のフケなのか?病気が原因なのか?多くの場合フケの原因を突き止め、薬を処方してもらうことができます。

特に、病気や感染などが原因のフケの場合は、薬によってピタリと症状が治ってしまうこともあるため、行って得られることは大きいでしょう。

しかし、生活習慣や体質によってフケが出ている場合もあり、その場合は正確な原因をつきとめることはできない可能性もあることはご了承ください。

1-2. フケで皮膚科に行くべき4つのパターン

フケの症状が出た場合、下記のどれかに当てはまった場合は皮膚科に行くとよいでしょう。

  • 頭皮が炎症を引き起こし赤みやかゆみを生じている場合
  • 1ヶ月以上症状が改善しない場合
  • フケの量が増えるなど症状が悪化して行っている場合
  • フケの原因を突き止めたい場合

保険も適用なので、気軽に行きましょう。

1-3. 治療にかかる期間の目安

皮膚科に行って処方してもらった薬を使った途端に治ることもありますが、およそ2週間〜1ヶ月程度は治療に時間がかかるでしょう。

あるいは、皮膚科に行っても中々治らない可能性もあり、また、薬の使用をやめた途端にまたフケが出てしまうこともあるため、生活習慣などの改善も含めじっくりと対策をしていく必要があります。

1-4. 皮膚科で診断される4つの症状

フケは体質や日々の習慣によって、下記のように乾性のフケと脂性のフケがあります。

乾性フケ脂性フケ
  • パラパラと肩に落ちる細かいフケ
  • 頭皮がカサカサと乾燥している
  • 顔の肌が乾燥しやすい方である
  • 頭皮を掻くと大きいフケがとれる
    (爪の中にフケがたまる)
  • 頭皮がベタつく
  • 頭皮にかゆみや赤みがある

あなたのフケはどちらの状態に近いでしょうか?おおよそどちらかに分類できることが多いです。しかし、この2種類のフケの状態でも、病気や感染などが原因のフケである場合もあるため診断してもらわなければ自己判断では中々わからないことも多いです。

フケの症状は、病気や菌による感染や寄生虫まで、あらゆる可能性があります。

単純なフケ以外の症状としては下記の4つなどがあります。

※基本的に皮膚科に行けば医師が検査して原因を突き止めてくれますが、気になる症状があれば「症状名」をクリックすればその解説を見ることができます。

症状名特徴概要
脂漏性皮膚炎頭だけでなく、眉、耳、鼻などの周りにも赤みが出る皮脂が多く分泌されることによって常在菌であるマラセチア菌が繁殖し刺激となることであかみやかゆみ、フケなどの症状が出る
白癬菌(しらくも)楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)が出る白線菌はカビの一種で、水虫などと同じ菌が頭皮に感染することでフケが発症します。
乾癬皮膚が少し盛り上がり、赤い発疹、フケのようなうろこ状の鱗屑原因不明の皮膚疾患で、血管が拡張し皮膚の新陳代謝が通常の10倍以上の速度で進むため、皮膚が剥がれ落ちていく
しらみ髪の根元に白い卵がある、髪をかき分けると虫がいる髪の根元付近に卵を産み、フケと間違われることもある寄生虫で、かゆみを引き起こす

中には人から人へうつってしまうものもあるため、なるべくはやく皮膚科に行きましょう。

1-5. そもそもフケとは?

フケが出る仕組み

そもそもフケとは、頭皮や皮膚表面の角質古くなり、剥がれ落ちた角質(肌の破片)のことです。

通常、皮膚や頭皮の奥底では、新しい細胞がどんどん作られ、古くなった細胞は少しずつ剥がれていき、新陳代謝(ターンオーバー)を繰り返しています。

通常目に見えないほどの大きさですが、何かがきっかけで、このターンオーバーが乱れてしまうと、まだ未熟な角質がごっそりと剥がれてしまい、目に見えるフケとなっています。

皮脂の過剰分泌や病気、感染などによりこのターンオーバーが乱れてしまうことがあります。

この章以降では、皮膚科で処方される薬や治療法などについて詳しく解説していきます。

2. 皮膚科でおこなう乾性フケ治療

乾性フケは、どのようなことが原因でおこるのか?どのような治療が施されるのかについて紹介していきます。

2-1. 乾性フケの原因

乾性フケの原因は、頭皮の乾燥が主な原因になります。

乾燥している状態とは、皮膚表面がダメージを受けてしまうことで、水分を蓄えておく機能が低下してしまう状態のことです。

常に頭皮では皮脂が分泌されており、外からの刺激から皮膚を守っていますが、このバリア機能が弱まっている時に、外部からの刺激を受け皮膚がダメージを受けてしまいます。

乾燥を引き起こす具体的な原因は下記のようなことが挙げられます。

  • 皮脂の洗い流しすぎ(シャンプーの洗浄力)
  • 頭をゴシゴシ強く洗う
  • ドライヤーによる熱
  • 頭皮をかきむしること

2-2. 乾性フケの治療に使われる薬

乾性のフケは、頭皮が乾燥していることで引き起こされているため、頭皮の皮膚を保護したり、炎症やかゆみを抑えることで治療をしていきます。

乾性フケに使われる薬には下記のようなものがあります。主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

有効成分用途
ワセリン
プロペト
ワセリン保湿
ウレパール
ケラチナミン
パスタロン
尿素
ヒルドイド
ビーソフテン
ヘパリン類似物質
レスタミンコーワ
ベナ錠
ジフェンヒドラミンかゆみを抑える
オイラックスクリームクロタミトン

かゆみの症状を抑える薬として、賛否両論ある「ステロイド」が使われることがありますが、乾燥が原因の場合、そこまで強い効力は必要ないため、ステロイドが使われることは少ないです。

3. 皮膚科で行う脂性フケ治療

乾性フケは、どのようなことが原因でおこるのか?どのような治療が施されるのかについて紹介していきます。

3-1. 脂性フケの原因

脂性のフケは、皮脂が過剰に分泌されることによって引き起こされます。

皮脂が増える原因としては主に下記のようなことが挙げられます。

  • 生まれつきの体質
  • シャンプーなどで皮脂を洗い流しすぎ(流された皮脂を補うために分泌量が増える)
  • 食生活(脂っぽいものの摂りすぎ、食べ過ぎ)

そして、増えた皮脂を餌にして、増えるのが常在菌であるマラセチア菌です。この菌が増えることによってフケや炎症が引き起こされます。

3-2. 脂性フケに使われる薬

脂性のフケを治療するために、抗菌剤やステロイドで治療をすることが一般的です。

脂性フケの治療に使われる薬は下記のようなものがあります。主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

有効成分用途
ニゾラールローションクリーム
ニトラゼン(ジェネリック薬)
ケトコナゾール抗真菌
ゲンタシン軟膏クリームゲンタマイシン硫酸塩抗菌
ルリッド錠ロキシスロマイシン抗菌

脂性フケの症状がひどい場合や、時間が経っても治らない場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。

脂漏性皮膚炎により赤みや、かゆみがひどい場合は、抗菌・抗真菌作用とステロイドの混合薬が使われることがあります。詳しいことは次の章で紹介します。

ステロイドとは
ステロイドとは、炎症を抑えたり、アレルギー反応を抑える薬です。副腎皮質から分泌されるホルモンに似せた人工的に作られた物質で、副作用が強いことや、症状を抑えるだけの対処療法であることから賛否両論ある薬です。副作用として、皮膚が弱くなったり、感染症にかかりやすくなるとされています。

4. 皮膚科でおこなう「脂漏性皮膚炎」治療

脂漏性皮膚炎とは、どのようなことが原因でおこるのか?どのような治療が施されるのかについて紹介していきます。

4-1. 脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎の原因は脂性フケと同様です。皮脂が分泌され、その皮脂に菌が繁殖することで炎症を引き起こしている症状です。

特徴としては、頭皮だけではなく、耳の周りや眉毛や鼻など、皮脂線が多いところにも赤みが出たり、皮膚が剥がれる症状が起こることです。

4-2. 脂漏性皮膚炎の治療に使われる薬まとめ

脂漏性皮膚炎は、抗菌・抗真菌薬を使って、菌の増殖を抑えたり、ステロイドによってかゆみや炎症を抑えることで治療をします。

下記のような抗菌薬とステロイドが混合された薬を処方されることがあります。主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

有効成分 用途 
リンデロン-VG(クリーム、軟膏)リンデロン(ベタメタゾン)
ゲンタマイシン
抗菌作用・炎症を抑える
ケナコルト-Aトリアムシノロンアセトニド
フラジオマイシン
強力レスタミンコーチゾンコーワ軟膏ヒドロコルチゾン
フラジオマイシン
ジフェンヒドラミン

症状を見ながら、混合薬を使ったり、ステロイドだけの薬を処方されます。

参考までにステロイド剤を以下の表にまとめました。

強度有効成分
1デルモベート軟膏クロベタゾールプロピオン酸エステル
2アンテベートローションリンデロン
2フルメタローションモメタゾンフランカルボン酸エステル
2トプシム軟膏フルオシノニド
3ベトネベートクリームベトネベート
4キンダベートクロベタゾン酪酸エステル

※ステロイドの強度は1〜5まであり、1が最も強く、5が弱いとされています。

このようなステロイドの薬を処方される場合は、自分が使っている薬がどの程度、強力なものなのか確認したり、副作用のリスクなどしっかりと医師に確認をとりましょう。

5. 皮膚科でおこなう「白癬(しらくも)」治療

白癬は足の水虫などと同じ菌が原因でおこるもので、頭に感染すると、頭部白癬(しらくも)などと呼ばれます。

白癬が原因のフケの場合は下記のような症状が出ていることが多いです。

  • かゆみ・赤み
  • 抜け毛(脱毛班)

白癬とはどういうものなのか?どのように治療していくのか?について詳しく紹介していきます。

5-1. 白癬(しらくも)が原因のフケとは

白癬菌(しらくも)が原因でフケになっている可能性もあります。白線菌は、汗や皮脂などで湿気があるところを好み、春から夏に向けて発症しやすくなります。

楕円形に髪が抜けたり、フケのような鱗屑(りんせつ)ができます。脂性のフケや円形脱毛症などとも間違えられやすいため、皮膚科にいって診断してもらいましょう。

5-2. 皮膚科で行う白癬の治療法

白癬は下記のような薬で治療をしていきます。主に下記の中から、医師があなたの状態にあった薬を処方してくれるはずです。参考までに紹介しておきます。

有効成分使用法
ラミシールテルビナフィン塩酸塩外用薬
メンタックスブテナフィン塩酸塩
 ラミシールテルビナフィン塩酸塩内服薬
イトラコナゾールイトラコナゾール

白癬は水虫と同じとお伝えしましたが、水虫が人にうつることは多くの方がご存知だと思います。

白癬は、頭皮の奥底まで入り込んでしまうため、治療に時間がかかります。症状が消えてもすぐに再発することも多いので、一度症状がおさまっても、医師の指示に従いながら薬の服用を続けましょう。

外用薬で治らない場合や、症状を発症してから期間が経っている場合は内服薬も同時に服用することがあります。

うつさないようになるべく早く治しましょうね。

6. 皮膚科で行う「乾癬」の治療

乾癬とはどんな病気なのか?どのように治療するのかについて詳しく紹介していきます。

6-1. 乾癬(かんせん)とは

乾癬(かんせん)のイメージ

出典:https://girlschannel.net/topics/902204/

乾癬は詳しい原因はまだ解明されておらず、一度発症すると慢性化する皮膚疾患です。

毛細血管が拡張し、皮膚が少し盛り上がって、皮膚に赤っぽい発疹ができ、通常の10倍近くの速度で皮膚が生え変わるため、フケのようなうろこ状の鱗屑が剥がれ落ちていく皮膚疾患です。

乾癬特徴としては下記のようなものがあります。

  • 赤み
  • 発疹
  • 赤く盛り上がっている
  • ふけのような鱗屑

乾癬は人にうつるものではありませんが、白癬菌のようにうつるフケと混同しがちでわかりにくいので、皮膚科に行って診断してもらう必要があります。

6-2. 皮膚科で行う乾癬の治療法

乾癬には主に4つの治療法があります。

  • 外用療法(塗り薬)
  • 光線療法(紫外線)
  • 内服療法(飲み薬)
  • 生物学的製剤療法(注射・点滴)

それぞれの治療について紹介していきます。

外用療法(塗り薬)

外用薬では、ステロイドやビタミンD3を使います。

ステロイドで炎症を抑え、 ビタミンD3で皮膚の異常増殖を抑えていくことで治療をしていきます。

どちらか一方の薬を使ったり、両方を組み合わせながら服用することで治療を進めていきます。

光線療法(紫外線)

光線療法は、症状の範囲が狭い場合や、外用薬で症状がよくならない場合に使われる方法です。

紫外線を患部に照射することで治療をしていきます。

太陽光にも紫外線は含まれているため、適度に日光浴をすることを推奨されることもあるようです。

内服療法(飲み薬)

細胞の異常な増殖を抑えるレチノイドや、免疫反応を抑えるシクロスポリンなどを飲み薬として服用することで治療をしていく場合もあります。

生物学的製剤療法(注射・点滴)

生物学的製剤とは、人工的につくられたものではなく、生物が作るタンパク質などを元に作られ、注射や点滴で投与することによって免疫反応を抑えます。

副作用のリスクなどもあることから、他の治療法で効果がなかった場合に使用される治療法です。

7. 皮膚科では「しらみ」治療はできない

「しらみ」という寄生虫の産みつける卵がフケと間違われることがあります。

実は、皮膚科ではしらみかどうかを判断してもらうことはできますが、治療はおこなってもらうことはできません。薬を使わなくても対処できる方法があるためです。

この章では、しらみとはどういうものなのか?どのような対処をすればいいのかについて紹介していきます。

7-1. しらみとは

シラミのイメージ

出典;https://www.kosodate-ryouhin.co.jp/hpgen/HPB/entries/174.html

しらみとは髪の毛の根元に卵をうむ寄生虫で、成虫になると頭皮から血を吸います。

そのため、かゆみの症状が出て、掻きむしってしまうことで、フケのような症状が出てしまったり、しらみの卵をフケと勘違いしてしまうケースもあります。

主に子供が感染しやすいですが、大人も感染する可能性があります。菌などと違って、目に見えるのでしらみであると特定はしやすいでしょう。

7-2. しらみへ対処法

しらみの対策としては、頭についた卵を丁寧に1つずつ取っていくことが地道ですがすぐにできる対処法です。

しらみであることがわかったら、下記の2つのどちらかを用いて対処することをおすすめします。

駆除シャンプーは殺虫成分が入っており、一回でもしらみを駆除することができます。また、キメの細かいくしを使って、しらみの卵を取り除く方法です。

しらみは人にうつるので、完全に駆除しておかなければなりません。

ちなみに、駆除シャンプーを使って死滅させることができますが、死んだ卵や、抜け殻は取り除くのが難しいので、専用の櫛を使って取り除くと良いでしょう。

8. 日常生活の中で簡単にできるフケ対策

病気が原因のフケなど、症状が重いものを紹介してきましたが、軽い症状であれば自宅でも対処はできます。また、薬で治しても、生活習慣の中に原因がある場合は再発してしまう恐れがあるため、しっかりと日頃から気をつけておかなければなりません。

乾性フケと脂性フケの対策として、自宅で簡単にできる対策を紹介していきます。

日常生活の中には、頭皮を乾燥させたり、ダメージを与えバリア機能を低下させるたくさんの場面があります。フケを改善する対策を下記に7つ挙げましたので、順番に見ていきましょう。

  • 頭の洗い方を見直す
  • アミノ酸シャンプーを使う
  • ドライヤーを正しく使う
  • 化粧水で保湿をする
  • 紫外線対策をする
  • 体を動かす
  • 食生活を正す

8-1. 頭の洗い方を見直す

頭皮の脂や汚れはお湯ですすぐだけでも7割〜8割は落ちると言われています。強く洗い過ぎたり、シャンプーやリンスが頭に残らないようにしっかり洗髪しましょう。頭の洗い方で気をつけるポイントをご紹介します。

頭を洗う時の5つのポイント

8-2. アミノ酸シャンプーを使う

皮脂が多い人の頭皮の乾燥は頭皮の洗い残しが原因である場合もありますが、日頃からベタつきの感覚がない乾燥体質の人は、もしかするとシャンプーで皮脂を洗い流しすぎであることが原因かもしれません。

シャンプーや石鹸では洗浄力が強すぎて皮脂を落としすぎている可能性がありますので、皮膚への刺激が弱く、最も洗浄力が強くないアミノ酸系のシャンプーに変えてみて様子を見るのもいいかもしれません。

下記におすすめのシャンプーを2つ紹介しておきます。

haru ”kurokamiスカルプ”

haru ”kurokamiスカルプ”のイメージ

  • 界面活性剤:天然(アミノ酸)
  • 育毛成分:キャピキシル他

haru ”kurokamiスカルプ”』は、天然成分100%にこだわって作られたアミノ酸系シャンプーです。

頭皮に優しいだけでなく、注目のスカルプ成分「キャピキシル」を高濃度配合したほか、頭皮環境を整える天然成分を多数配合しています。

ユーザーへのアンケートの結果、93%が効果を実感するなど頭皮にお悩みの方の多くがその効果を実感しています。頭皮に悩みがある方にはよいでしょう。

プレミアムブラックシャンプー

ブラックシャンプーのイメージ

  • 界面活性剤:天然(アミノ酸)
  • 育毛成分:21種類の植物成分

プレミアムブラックシャンプー』は頭皮に栄養を与える、21種類の天然植物成分を配合したアミノ酸系のシャンプーです。

栄養補給にもこだわったシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの植物成分を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。

それだけ優しいシャンプーなので、「3分ヘアパック」が推奨されています。「3分ヘアパック」とはシャンプーをつけたまま3分間放置し、頭皮全体にシャンプーの栄養を行き渡らせるという画期的なお手入れ方法です。

そのため、「頭皮に優しい成分」+「3分パック」で頭皮ケアがきちんとできるおすすめのシャンプーです。

乾燥肌の人も、脂性肌の人にもおすすめのシャンプーです。

8-3. ドライヤーを正しく使う

頭皮の乾燥の原因はもしかするとドライヤーの使い方にあるかもしれません。ドライヤーは非常に高温の熱を出しますので、頭皮の水分を奪い乾燥の原因になります。できるだけ頭皮に負担がかからないドライヤーの仕方をご紹介します。

ドライヤーの4つのポイント

ちなみに、過度に水分を失わせないように8割くらいまで乾かした後は、冷風にして乾かすか、自然に乾燥させることをおすすめします。

頭を乾かさずに長い時間放置してしまったり、乾かし方が不十分だと、雑菌が繁殖してフケの原因になります。そのため、普段乾かし方が甘いと感じる人はしっかりと乾燥させましょう。

8-4. 化粧水で保湿をする

アルコール分を含むものや、防腐剤を含むものなど、保湿を狙っていない商品や、体に害がある可能性のある成分が含まれた商品がたくさん出回っているので注意が必要です。

そこで保湿グッズを選ぶときは「これだけやれば頭皮の保湿は完璧!プロが教える対策9選」を参考にしながら選んでみましょう。

おすすめの化粧水

様々な化粧水を比較した結果、頭皮に使えるおすすめできる化粧水を紹介します。

キュレル』は頭皮にフケやかゆみの悩みを抱える人のための頭皮保湿ローションです。

安いのに、アルコールや香料など、頭皮の刺激につながる成分が入っていないので、刺激をあまり与えず、保湿することができます。

潤浸保湿セラミド機能成分、ユーカリエキスなどの保湿成分がしっかり入っていて、乾性フケの人におすすめのローションです。

Amazon」で1,500円前後で購入できます。

8-5. 紫外線対策をする

夏場は強い紫外線によって頭皮の細胞が破壊され、皮膚を守る機能が低下し、乾燥の原因になっている場合があります。特に夏場は紫外線対策をして、頭皮を守りましょう。

紫外線対策としては、帽子をかぶる、UVカットのトリートメントなどがあります。なお、帽子をかぶる際は、蒸れて頭皮に悪い影響を及ぼさないように、通気性のいいものを選びましょう。

8-6. 体を動かす

頭皮の乾燥の原因の一つに血行不良がありますが、血は皮膚を作るために必要な栄養素を運ぶ重要な役割を担っています。

運動をして筋肉を使うことで、ポンプのように血を循環させることできるので、血行が良くなります。運動不足を感じる人はウォーキングやジョギングなどの軽い運動からでいいので、体を動かすように心がけましょう。

体を動かすことでストレスの解消にも繋がるので一石二鳥ですね。

8-7. 食生活を正す

あなたの頭皮のフケはもしかすると、食生活の乱れが原因かもしれません。皮膚を作るのに必要な栄養素が足りていなかったり、高カロリーなものばかりの食事により、血行不良をおこしている可能性がありますので、食生活から改善していく必要があります。

下記の表は皮膚の乾燥に効果が期待できる栄養素と食べ物の表です。

栄養素効果食べ物
ビタミンA 皮膚を維持する、新陳代謝を活発化する いわし、さば、あなご、うなぎ、卵、牛乳、ピーマン、にんじん
ビタミンB 新陳代謝を活発化乾燥による炎症を抑える 豚肉、レバー、卵、豆類
ビタミンC コラーゲンの合成、抗酸化作用 レモン、いちご、柿、しいたけ、ピーマン
ビタミンE 血行促進、新陳代謝の活発化 油、ゴマ、アーモンド、豆類、たらこ
セラミド 皮膚を保湿する成分 豆類、こんにゃく、ほうれん草、ヨーグルト、ひじき、わかめ
リノレン酸 細胞分裂の補助 えごま、大豆、小麦、柿
亜鉛 細胞分裂に必要、新陳代謝の活性化 牡蠣、牛肉、たらこ、卵

上記の表を参考にしながら、普段の食生活に積極的に取り入れるようにしましょう。

参考:育毛サロンの頭皮ケア無料体験を受けてみては?

育毛サロンと呼ばれる、頭皮のエステのようなサロンがあり、頭皮の汚れやフケをスッキリ洗浄したり、眠ってしまうような気持ち良い頭皮マッサージを受けられます。

中には無料体験を行なっているものもあり、コスパよくプロに頭皮を洗浄してもらえます。

バイオテックの公式画像

例えば「バイオテック」は全国各地にある育毛サロンで、無料なのに90分間プロの施術を受けられる無料体験コースが存在します。

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バイオテック公式ページ:https://www.biotech.ne.jp/

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フケの症状と併発して起こりやすいのが薄毛です。「最近髪が薄くなってきたかな?」「抜け毛が増えた」と気になっていませんか?

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こちらの記事「広告にだまされるな!自宅で0円から始められる薄毛対策10選」で日頃できるケアを紹介したり、薄毛を改善するための情報を紹介していますので、参考にしてみてください。

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9. さいごに

皮膚科でできるフケの治療や、フケを引き起こす症状の治療法について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

フケの症状は軽いものから、病気や感染が原因のものまで様々です。

中には人にうつるものもあるため、「なかなか治らないな」「赤みやかゆみ、発疹がある」という場合はなるべくはやく皮膚科に行って原因をつきとめましょう。

皮膚科で処方してもらえる薬を使えば、すぐによくなる場合もありますが、日常生活の中に原因がある場合は、再発する場合も多いので、このページで紹介した対策を参考に、気をつけるよう心がけてはいかがでしょうか。

あなたのフケの悩みが軽くなることを心から祈っています。